住宅街にあるクセの強い餃子屋さん

 

年に数回、出張に行ったときに会う同業者の方々のLINEグループがある。
たまには建設機械の話もするが大半は、ニュースを解説したYouTubeや気に入った歌のビデオクリップのシェア、政治の話、住んでいる場所は皆他県なので、テレビやラジオなどでメンバーの住む地域の情報などを知った時に"こんなんやってたよ!"と送り合ったり、災害時に生存確認し合ったり、という感じである。
その中で長野県諏訪市の餃子屋さんが紹介されていたというテレビの画面を撮った写真(雑w)が送られてきたので週末早速行ってみた。






住宅地の中にある上、同じ市内とはいえ駅から離れていてあまり足を踏み入れない地区なので全然知らんかった。Googleマップの仰せのままに進んでいったが、少しハンドルさばき間違ったら川に落ちそうな、とんでもねぇ細い砂利道の果てにその餃子屋さんはあった。



2組しか入れない店内はけっこう並ぶこともあるそうだがすごく良いタイミングでお客さんは私たちだけ、おかげでクセの強い(褒めてる)店主さんの話をおなかいっぱい聞くことができた。

メニューはシンプルで、餃子、チーズの羽つき餃子、卵炒飯。
以前はいろいろなメニューをやっていたが、現在はこの3品だけ、シンプルに行くことにしたという
「今ここ」までの紆余曲折の話を浴びるように聞かせてもらったのでシンプルなメニューとはいえ注文までに体感15分はかかったが全然大丈夫、いける。👍(なにが)
シンプルに行くことにした際にメニューから外した「味噌汁」の話もまぁまぁな尺で聞かせてもらた流れで、今日はお客さんいないから味噌汁も作ってもらえることになり注文。

餃子をつくりながらだったか、食べてる間だったか、いやおそらくどちらも、店主さんの話をたくさん聞かせてくれた。
消防士を21年間やってた、ナントカ長までやったらしく、そのせいか餃子屋さんにもちょいちょい「火」の要素が見受けられる。
①餃子を焼く際に盛大なフランベをみせてくれる
(これをしても大丈夫な設計にしてあるそうだが写真見返してみるとほぼ火事)
②火曜日定休。火 曜、、  以上。




出演したテレビの表紙?(紙ではないからなんていうんだろう)のココにいるよ!ってのを教えてくれるにとどまらず、そのときに被ってた帽子を手慣れた様子で取り出して被り、撮るよね?と言わんばかりのとびきりキュートな笑顔をむけてきたのでまんまと写真を。





ヌンチャク芸も披露してくれた。
なんならこの店舗も自分で建てたらしい(もはや何者)建てたときの写真も見せてくれた。




さて肝心の食べ物だが、卵炒飯がおいしい。
湯気でiPhoneのレンズ曇って撮れ高はイマイチだけどおいしい。




料亭と家庭の間を狙ってるというこだわりの(使う味噌とか秒数とか)味噌汁もよかった。やや家庭の方に多めに寄り気味なのが、他のメニューとのバランスが良くていい。




餃子も、餡が自然な優しい甘さでなかなかよかった✌️
なんと58種類ものスパイスだか?が入ってるらしいが、、え、58って相当じゃないか??
もはや空気中のバクテリアとかもカウントして、、、ないか、さすがに。




とにかくよーしゃべる店主さんだったが、私は自分のしごとや商品に対して愛のある人が好きだ。
これが好きなんだなーというのが伝わってあたたかい気持ちになった。
ほとんどの人が気にしないようなことにこだわる変態さも好き。
私切ってから時間が経ったネギと、チューブのにんにくが苦手で。時短になるし便利だろうけど、ここはどっちも使ってない。なんならにんにく自体使ってないかもしれないが、ネギはその場で切ってる。聞いてないけどわかる。(とか言って違ってたらww)



お支払いは現金のみなので、キャッシュレス派は要注意で。(所持金30円とかで周りに迷惑かける常習犯🙋‍♀️)

とにかくお客さんに楽しんでもらうには、自分が楽しんでやることだと思ってやってます、という店主さんの心意気はフレアの理念にも通づるところがある。
次はパリパリチーズ餃子でお酒も飲みたい。



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